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今年は優秀賞の皆さんからコメントを…作品への熱い思いを~審査員評審査員折笠勝之昨年、大きな節目を迎えたこともあり、総作品数は減りましたが、一方で新鮮な作品や感性豊かな作品、ユニークな表現の作品などが数多くあり、この展覧会がこれまで創り上げてきた質の高さを裏付ける内容でした。また、新たな出品者も多く、この展覧会の魅力の表れと、改めて心強く思いました。これらの小さなかまぼこ板の絵一枚一枚が、未来の夢を拓いていく。その発表の場が、いつまでも変わらずあり続けていくことを誇りに思いながら、第21回展の審査を終えました。柾木高さん宮脇一志さん井上孝史さんジュニアもしっかりコメントしてくれました審査員神山恭昭技術的に優れた作品、ユーモアやエスプリの効いた作品、そのどちらも備えた作品など今年もたくさんのすてきなかまぼこの板の絵が届けられました。かまぼこ板の絵にこめられた15,133人の情熱の重さは、地球の重さよりも重いように思います。これからもどんどん情熱をお届けください。審査員伊東正次中野瑞菜さん前田知輝くん佐伯寧々さん一つ一つにそれぞれの想いが込められていて、なるほどこれはこういう意味かと、一つの作品を穴が開くほど観るものもあります。でも、すべての作品をそうすることは叶いません。一度の失敗にめげず、何度もトライして下さい。受賞者の多くが、何年も出し続けている方々です。もちろん、一回で賞に選ばれる場合もあります。でも、全員がそうではありません。そうやって少しずつ、この展覧会になじんでいただければうれしいです。審査総評審査員長車だん吉ご夫婦ダブル受賞の中川雅之さん・礼さんNHK松山放送局泉谷局長県企画振興部山下局長温かいご祝辞ありがとうございました今回は大賞に次ぐ、優秀賞に小学生の作品が三点選ばれた。過去には無かったことだと思う。いずれの作品も子供らしい大らかな筆づかい、自由な発想が評価されての受賞でした。ともすれば、大人の偏った常識によって作品に手を加えたり、間違った指導をして、本来子供が持っている独創的な創作の芽を摘んでしまう作品が往々にして寄せられることがあるが、そういった意味では、すっきりと心地よい三作品でした。当展に於いて、小中高生の作品が大賞を獲るとなると、これは極めて難しいことである。そこで、次回展から「ジュニア大賞」「中高生大賞」を新たに設けようかという案があるとも聴く。それによって、小中高生の意欲が増し、高レベルの作品が寄せられることになれば、選者としてこれ以上の喜びはない。75