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受賞者の声入選「小さくいとおしいものたち」永川奈美(25歳)北海道札幌市……………………………………………………………………………………この度は初めての出品に関わらず、すばらしい賞を頂き、心より嬉しく思います。日頃は大きな板にばかり絵を描いている故、限られた画面の中での制作は難しさを感じましたが、描いた“小さくいとおしい”彼らの生きている世界をかまぼこ板を通して見ることができたように思います。小さくても、大きな想いをのせることができる「かまぼこ板の絵」展覧会がこの先長く続きますように。「世の中、甘くないって」伊藤優(18歳)北海道美唄市……………………………………………………………………………………初めて作品を出した時から3年たち大学生になりました。あの時の気持ちから何が変わったのだろうと考えた時、いくつかの大会に出品していますが結果が出たり出なかったり…。その時、世の中甘くないなぁと思いこの作品をつくりました。私の中でイチゴは甘さをそなえながらも少しグロテスクな部分ももちあわせていると思っています。それをボールペンで表現できたと感じていただければ幸いです。賞をくださりありがとうございました。「暑い日」照井弘美(35歳)岩手県北上市……………………………………………………………………………………入選頂きありがとうございます。あつい日ざし、まとわりつく暑さ…それらを感じて頂ければ幸いかと…。「虹屋のあめ玉」赤澤圭子(51歳)群馬県桐生市……………………………………………………………………………………今回はどんな絵に、と考え思い悩む日々、犬の散歩をしながら、畑を耕しながらキョロキョロする毎日、しかし素敵なアイディアが浮かびません。締め切りが近づき焦る中、友人が手作りのきなこ飴を持ってきてくれました。その時、夢の様なあめ屋さんが閃いて「虹屋のあめ玉」になりました。家族や友人、ギャラリーしろかわの皆様に心から感謝です。ありがとうございました。「あれ!LEDだ」牧野英夫(72歳)群馬県藤岡市……………………………………………………………………………………18回展以来の入選となりました。ここ数年パットしない状況が続いておりますので一応ほっとしております。去年話題となったノーベル賞の青色ダイオードをヒントにホタルに見立てた作品ですが、青色の発光の表現がイメージどうりにいかず苦労しました。ふり返ってみますと今回で15回目の入賞、永い間応募してきたなあーとつくづく思います。また心新に次回に挑戦できるように体調をととのえてガンバッテいきたいと思います。「おまえ百までわしゃ九十九まで」三浦美保(53歳)千葉県佐倉市……………………………………………………………………………………昨年自宅を建て直し、きれいで快適になりました。そして「この家に末永く健康で暮らしたいなぁ」という想いがこの絵を描くきっかけです。?おまえ百までわしゃ九十九までともに白髪の生えるまで?と続くこの文句に、体が真白で今年の干支である羊と、あごひげと立派な角が男性的な山羊が主人公にピッタリだと思いました。これから還暦を迎え古稀を祝い、喜寿・米寿…皇寿まで!この度はありがとうございました。「祭」小林恵一(57歳)神奈川県茅ヶ崎市……………………………………………………………………………………この度は入選いただき、ありがとうございました。日本人は祭好き!祭は四季を通して日本各地で行なわれますが、特に夏は祭が生える季節でもあります。祭といえば、まっさきに思いうかぶのは御神輿!今回その祭を題材に御神輿を、めでたい色の赤と白(タコとイカ)で表現しました。横や縦の平面でなく、難しい斜めフカンでの立体的な構図にして現わしました。ワッショイ!ワッショイ!「春の午後」後藤亜好(37歳)福井県坂井市……………………………………………………………………………………授業で日本画の制作に取り組むことになり、授業で行う前に一度部活でやってみようと思い、部員と一緒に制作した。ちょうど春休みだったので、ふんわりとした雪解けの季節の空気を描いた。かまぼこ板に岩絵の具がのるのか、初めは不安だった。描いてみると、思いのほか描きやすく、板のあたたかみを帯びた色とマッチした。描いたのは春だが、子どもたちと制作できる穏やかな時間と心を感じていただけたら、とても嬉しい。「春らんまんを見つめる」西谷俊二(80歳)京都府京都市……………………………………………………………………………………この展覧会に参加さしてもらったのが丁度10年前、第10回からでした。それから毎回出品にあたり、思考錯誤しながら楽しく作品を描いて応募してきました。そして私も丁度80才になりました。又次回へと楽しみがふくらんでいます。今回の作品も春。夢一杯、希望一杯のメルヘンの世界を描いてみました。今回も又多数の応募作品の中より「入選」に選んで頂きありがとうございました。「春の灯台」片桐嘉正(72歳)京都府京都市……………………………………………………………………………………この度は入選の賞を賜わりまして、ありがとうございます。今回の作品「春の灯台」は初めて点描の手法に挑戦してみました。春の暖かい日ざしのもとで、希望ある若い人々の門出の時期を祝して描きました。来年も又、宜しくお願い申し上げます。8410