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24大洲と上浮穴を結ぶ小田川沿いにあり、お遍路さんのお接待文化が残る川登地区。清流小田川での「川まつり・筏流し」は、愛媛県内の春の風物詩として知られるようになりました。年齢層別に作られた多くの「仲間づくりの会」の活躍が私たちの自慢。この地に生活する私たちはもとより、訪れた人たちが応分の費用負担をしても、それ以上に楽しんで帰っていただける、いやしの里づくりをすすめます。川登自治会みんなの知恵と汗で美しい里づくりをすすめます川登地区の概要と課題1地区の概要川登地区は内子町の東部に位置し、平地がきわめて少ない中山間地帯で、柿を中心にしいたけ、栗、葉タバコ栽培がさかんです。農家数75戸、専業21戸、兼業54戸、後継予定者は35名で、半数弱の農家は後継者が確保されています。小田川に沿った国道379号線は、遍路道でもあります。地域の歴史や伝統文化を示す、多くの文化的資産が残っており、地域づくりの大切な資源です。2地域づくり事業の実績ア)川まつりの実施川まつりは、平成3年、景観保全運動として小田川の清掃と住民の交流を兼ねて実施されました。地区に隣接する小田町突合が筏流しの出発地だったため、川まつりを発展させる形で筏流し復活の話が再燃。元川登連中の筏師の指導を受けながら、平成5年、「川登筏流し実行委員会」が発足、「川まつり」に合わせ45年ぶりに筏流しを復活させました。平成6年には「川登筏流し保存会」を結成、以来毎年実施しています。平成12年からは「川まつり」に合わせ、地元グループが農産物、加工品の産地直売を実施し、自己資金の捻出を模索しています。イ)川登の明日を拓く集いの実施「活力ある川登づくりのために」を研究テーマにして、平成元年度から「川登の明日を拓く集い」を年に一度実施しています。農林業の振興、特産品開発、産地直売から小田川流域の自然環境保全、環境保全型農業などが主要なテーマになっています。この集いは、地域づくりの再確認、地域財産の発掘の場であり、地域住民が交流を深めながら自立意識を育てる研修の機会となっています。ウ)小田川と筏流しの里資料館平成9年に閉所となった川登へき地保育所跡を活用しようと「資料館つくり推進委員会」を結成し、「筏流しにまつわる歴史資料を収集し後世に伝え5周年観光農園県の中山間地域整備事業によって造成された農地で、農業法人経営による周年観光農園を開設し、地域の活性化と就労の場を確保します。6「今岡手もみ茶」の里づくり今岡地区の北向きの地形は、茶の栽培に適しており、昭和40年代以前は有名な茶処でした。葉タバコ生産を止めた耕地での、栽培をはかるとともに、現在の栽培技術を学習し、地域独自の栽培技術を作り出し、地域の特産品として復活してはどうか。7各種グループの育成親の同年齢層を基本とした家族ぐるみの組織、親同志、子ども同志の付き合い、女性のグループやスポーツ、趣味などを通じてできたグループなど、様々なグループと自治会専門部が地域活動のエンジン的役割を担って地域づくりへと進んでいきます。若者の活動の場としてのグループが組織されて、社会人としての自由と責任をトレーニングし、これからの地域づくりに活躍していただきたいと同時に、地域にも若者を育てる温かい目と広い心が求められています。8生活環境の整備未舗装の道路や迂回路のない道路の整備を計画的に行います。近年に分別収集が細分化されるごみの問題は避けては通れない課題です。水道整備を機にトイレの水洗化を実施し、合併処理浄化槽を推進して、地域の水質保全を図っていかなければなりません。また、後継者などの住宅を確保するために宅地造成をすることも必要です。かわのぼり