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25るとともに、情報の発信地として、小田川の環境保護も訴えよう」という方向のもと、元筏師を訪問して聞き取りをしたり、筏や展示資料を収集したりして、素人なりに色々とアイデアを出し合い、失敗も重ねながら、平成12年、筏流しの里資料館がオープンしました。資料の充実と館の利用を図り、清流小田川を守る活動拠点とします。エ)小田川流域の自然環境保全運動と国道379号の改良小田川清掃、川ツツジの植栽・保存、川、森、環境教育をテーマにした学習会、小田川流域の町村との人材交流、四万十川の治水現場見学などの学習の積み重ねにより、川を地域の財産として、美しいまま残そうという機運が生まれてきました。川登地区での国道379号線の改良では、小田川の自然環境に配慮した工法を願う住民意見が反映され、全工区とも自然破壊を最小限に止める橋梁、トンネル工法が採用されています。工事完了後は、川ツツジ、ネコヤナギの植栽をすすめ、国道沿いの流域の修景を計画しています。オ)健康の里づくり高齢少子化がすすむ中で、高齢者が地域づくり運動に関わることで、生きがいが生まれ、心身ともに健康に暮らすためのボランティアの立ち上げを検討し、各種スポーツ大会への積極的な実施・参加により地区住民の健康づくりをすすめます。地域づくりの基本構想これまで取り組んできた小田川の景観保全運動を一歩すすめて、小田川を中心としたいやしの里づくりをすすめます。この地に生活する私たちはもとより、訪れた人々にうるおい空間を提供することにより、訪れた人たちが応分の費用負担をしていただいても、それ以上に楽しんで帰ってもらえる、全区域が公園となるようなふる里づくりとしたい。地域づくりの具体的施策1水道施設整備渓流水か湧水を利用している飲料水の安定供給のため、早急な施設整備が必要であり、平成13年度から工事が始まっています。2川登自治会館建替え善根宿、遍路宿、地元有志の歩き遍路へのお接待が地域に残されています。、国道改良工事に伴い、遍路宿だった建物が移転することから、改築の時期を迎えている川登自治会館を遍路宿としての概観、機能を生かした建物として整備し、「いやし」「ボランティア」「文化交流」「環境保全」を遍路道文化のキーワードに、施設を活用していきたい。3直売所設置(第2の「からり」)国道379・380号線が分岐する三叉路付近の地域に「からり」の経営と運営の思想を引き継いだ直売所を設置したい。4路ろぎ木河川公園と遊歩道「川まつり・筏流し」の出発点になる河川敷の左岸の河原と後背の耕地を一体的に公園化し、道路水道などの整備を行い、オートキャンプ場としたい。路木集会所の駐車場や、川まつりの資材運搬、駐車場としても利用できます。また、ここから筏流しの終点である柳やなぜ瀬の河原までは、小田川沿いに自然石などを利用した遊歩道を整備したい。肱川の筏下り9防災組織と施設整備消防団の団員のほとんどは地区外で仕事をしており、昼間の緊急出動は心もとないことから、常時地区内で就業することの多い消防団OBや女性を中心とした「川登地区自治消防会」を組織して、団員が到着するまでの間の初期消火活動をしてはどうか。10美しい景観の保全小田川を中心とした豊かな自然の美しい景観を次の世代に残していこうと、要望書の提出や学習などの活動を続けてきました。これらの継続とともに、不用な看板や広告の撤去、ゴミを出さない、流さない運動、一本の雑木や石積みと草花の取り合わせというような、自分が見つけたお気に入りスポットの写真を随時公民館へ掲げるなどの活動は、美しい里づくりへとつながります。