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概要

uchiko_all

30日本中が高齢化社会を迎えるにあたり、当池田地域はそれの数十倍の速さで超高齢社会を迎えました。しかしながら、ここに住む人々は長年築き上げられた伝統と、生きる知恵に支えられ、今日も元気に暮らしています。皆の手で作り上げた「地域計画書」を道しるべに、明日の住み良い地域、笑顔のあふれる地域を目指し、ともに努力していきます。池田自治会高齢化率は70.5%。伝統と知恵に支えられ、今日も元気に暮らしています地域の概要池田地域は周囲を高い山に囲まれ、傾斜が強くかつ小規模畑地などが山麓や台地に開かれています。経済的基盤は葉タバコ、柿、ユズなどの農産物生産で、近年は内子フレッシュパーク「からり」への商品や加工品の出荷が見られるようになりました。町内にある商品加工業者との提携により、5戸の農家が約5千羽のキジを飼育しています。また、当地区に近い石材採取所や、農作業の合間に建設業に従事しています。地域の財産・地域づくり活動肱川水系の堂どうめん面川には、毎年ホタルの美しい乱舞が繰り広げられており、他地域からの見学者も増えています。この地域周辺では、なるべく農薬を使わないような運動がおこりつつあります。毎年春、秋に行われるお念仏やおせがけ(亡くなられた方をまつる)は、今なお続く伝統的な行事です。花いっぱい運動として、ここ10年ほどの間に、道路沿線に多くの花木を植栽しました。枯れた木の補植や草刈りをしています。元教員住宅跡地には花を植える予定です。また、地域のコミュニティー活動として運動会をしたり、分館対抗ソフトボール大会に毎年参加し、地域外との交流を深めています。課題及び具体的方策高齢化の進展に伴い、地域の担い手は高齢者の手にかかっています。高齢化対策として、公民館前にしかない防犯灯を増設したり、男の料理講習を開いたり、身近なところへ消火栓を新設したり、町営バスの運行の充実をはかります。また、林道、農道、県道など生活・仕事に必要な道路の開設・拡幅をすすめます。また、村前ふれあいセンターの屋内運動場を活用し、体育活動をすすめます。おわりにこの計画の実現は、この地域に住む者の汗と努力と知恵を出し合う以外にありません。生産物にしろ、人の知恵でも、足りないものは借り、余るものは分配し、考えながら歩き、歩くついでに考え、地域住民の主体的な力量を高める必要があります。この地で生まれ、育ったことに自信と誇りを持ち、生きていく地域にしましょう。・いけだ