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概要

uchiko_all

横田このまちに暮らす多くの方々に参加してもらわなければ、協会を設立する意味がありません。そこで立ち上げるために、必要な基金はできるだけ広く・浅く集めたい、と思いましたので、1口3、000円で呼び掛けたんです。目標は5年間で1億円でしたが、結果的に現在まで1億1、000万円が集まり、行政から1億円のお金が出されて、基金は合計2億1、000万円となりました。これによって現在、運営されています。都築お金を集めるためには、「国際交流が何で必要なんか?」。「お金が、どうして協会のためにいるのか?」ということを、みんなにわかってもらわなければ、はじまらなかったのです。横田とにかく、辻説法ですよ。パンフレットを持って一人ひとりと話をして、仲間を広げて…。山岡その年の大晦日。私たちは、仕事納めをしてから辻説法に出向きましたよ(笑)。とにかく、年内に目標を達成しなければいけないと思いまして…。都築お年玉を持ってきてくれる子どもたちも、いましたよね。??こうして基金を集めながら、一方では人的ネットワークが築かれ、20人による理事会と30人による運営審議委員会が編成された。同時に国際交流ボランティアグループを組織し、イベント、広報、ホームステイの3グループに分かれて、それぞれに活動が始まった。月に1度の定例会では、お互いの動きを確認し合った。内子らしい国際交流▼現在、協会のおもな活動の一つに青少年の海外派遣や、海外からのホームステイの受け入れがありますね。都築さんは年に4?5回は受け入れておられるとうかがいましたが…。都築海外から来られた方を受け入れる家庭のことをホスト・ファミリーといいます。言葉が通じ合わなくても一緒に寝泊まりすると、何だかとてもわかりあえるんです。自分の家族が、一人増えたと思えばいいのです。この町では3世代で住んでいる家庭があり、あちらの方は、それが珍しいらしくて、とても喜ばれます。受け入れる側もむしろ年配者や子どもたちの方が深く馴染むことが、多いみたいですね。横田都築さんところは、日本人でもやれないようなことも経験できるんですよね。都築そういうのがいいみたい。特別なことじゃなくて、ともに生活すれば、それが一番いいんじゃないでしょうか。森長ふだん着の暮らしの中で受け入れてみる。内子ではこんなふうに受け入れてくれる家族が増えているんですよ。山岡そのうちホストファミリー同志の交流会や親睦会を重ねていけば、より裾野は広がるし、情報交換にもなるでしょうね。国際感覚というものをまちの中に広げて行く機会にもなります。づくりをめざして。ま人るきでのりくづちFACE TO FACE「国際交流がどうして必要なのか!?」ということをわかってもらうため、パンフレットをもって一人ひとりと話をすることから始めたのです。都築さん