ブックタイトルuchiko_all
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52ように売れる。お客さんは、ご主人が売り場へ並べる先から一つひとつ手に取りはじめた。出荷が終わったら、ようやく家にもどって朝ご飯。朝飯前の奮戦である。ちなみに朝一番に出荷したものは10時半には見事!完売。直に2回目の出荷。お昼前には空になったキャリーを山のように積み込んで、意気揚々と引き上げるご主人の姿があった。これから再び畑で収穫し、3回目の出荷に臨むという。この様子だと午後出荷したものも間もなく売り切れるだろう。土・日曜日には、4回、5回と出荷することもあるという。ぶどうづくりは、細やかな愛情と気配りが、結局のところ「肝心」。丹精込めて育てたものを自分の名前入りのシールに、自分で値段も付けて販売する。売れ行きと天候と果樹の機嫌を見立てながら1年を過ごし、シーズンに突入すれば、時事刻々と移りゆく客足と勝負を張る。こんなにドキドキする農業が、内子にはある。夏、ヒグラシたちが盛大に鳴きはじめるにしたがって、山里に暮らす川本夫妻も孫たちに負けないくらいフレッシュな力がみなぎるのであるなぜ美味しいのか!?なぜ美味しいのか!?なぜ美味しいのか!?なぜ美味しいのか!?なぜ美味しいのか!?なぜ美味しいのか!?なぜ美味しいのか!?なぜ美味しいのか!?なぜ美味しいのか!?なぜ美味しいのか!?なぜ美味しいのか!?なぜ美味しいのか!?なぜ美味しいのか!?なぜ美味しいのか!?なぜ美味しいのか!?なぜ美味しいのか!?