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60源ですし、その知恵を多くの人たちが共有し、継承していくためにもこの組織に参加してもらっているんです。運搬は、手数料を払い、正会員にしてもらっています」。その土地に暮らす人たちが持てる資源と力を存分に発揮し、励ましあうことで社会は支えあっているということを教えられる仕組みである。その根底には「自分の頭で考え。自分の手と足を働かせて暮らしを営む」という独立自尊の精神が保証されている。しかも定年退職がないから、日々知恵と工夫を重ねながら生涯現役を楽しめるということだ。一方、「からり」は販売・情報拠点であるばかりか「出であ逢いのステージ」であると支配人は定義する。消費者は生産者と顔と顔を向き合わせて、野菜選びのコツや料理方法についてアドバイスしてもらうことに魅力を感じ、自主生産・販売・管理を行う生産者にとっても、お客さんの声は知恵の泉である。また、生産者同志では「今、どんな品種が売れているか?」、「その種、どこで手に入れたの?」、「どうやってつくるの?」などなど世代を越えた情報交換の場として機能しているという。どんな人にとっても「出逢いと交流」ほど刺激的で愉快なことはない。出であ逢いのステージ