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概要

uchiko_all

71ごはんがそれだけで、おいしかったその理由を考えてみる稲木に架けた稲束は日にあたって乾いていく自然のうつろう早さのごと水の力を、水車が受けとめ軸についた羽根が、角材を持ちあげ落ちた角材は、籾を真中から周囲へと押しやる籾は、石臼のでこぼこした肌を擦りあがりただそれだけが二週間休みなく続きいつしか糠が、はがれる「これほどの石でいいかの」石を組んで熱する空間を指定し木をくべ、木を出し、火を加減する羽釜でも土鍋でもおいしく米を炊く術を持つ水は低きに流れる、燃える火は熱を出す動く力を受けとめる、伝わる熱を加減する自然の仕組みを操る術、人の智恵